更新日:9月10日
ボディビルなどのコンテストアスリートは引退するまでオフはありません。
増量と減量をひたすら繰り返す。
それを何年、何十年と繰り返します。
減量と比べ増量はとても難解です。
誰もが毎年インプルーブしていけるかというと違います。
SNSでよく見受けるのが、増量期になったら限界まで食べるという増量。
それ脂肪増えるだけで翌年の減量期間が長くなり、結局筋量もロスしてしまい今年と同じ仕上がりにしかなりません。

そんな増量期の「幅」と「期間」の設定法をchapter1と2の二章構成で考察していきます。
chapter1:増量期の「幅」
自身のシーズンが終わり、来シーズンに向けて増量期に入る時が一番モチベーション高くなりますよね。
そこでたくさんトレーニングして、たくさん食べて体重を増やそうとすることが一番残念な行為です。
視点を変えましょう。
もし自分がオリンピックなどJAPANを背負うアスリートを指導するときに、次の国際大会に向けて全力で追い込んでいきましょう!って指導しますか?
ピリオダイゼーション含め4年後のオリンピックや2年後の世界大会などに向けて計画を立てますよね。
ボディビルなどのアスリートも同じです。
無計画な増量ほど怖いものはありません。
では具体的に増量の「幅」と「期間」をどう設定するのか。
幅の設定例※初めて減量する人はこの方法は当てはまりません。別途記事にします
今シーズン含め過去の減量時のデータを参考にします。 参考にするデータは主に「週間の減量幅」「筋力の変化」です。※普段記録をとっていない人は残念です。 1 週間の減量幅と筋力の変化を元に筋力低下を最低限に抑えながら減量できる「幅」を算出します 2 全減量期間を通して筋力の低下が大きく現れた時期を算出します この2点を考慮して、どれくらいの「幅」であれば筋力低下を最低限に抑えておけるかを判断します。 ※これは個人の代謝やライフサイクルで変わるので自身に合ったものを見つけるしかありません この算出された「幅」が、今シーズンよりも確実に筋量を増やした状態で来シーズンを迎える増量「幅」です。
さてここで一番大事なことであり、見落とされることがあります。
それは、この「幅」が「そこまで体重を増やさないといけない体重」ではない。ということ。
この算出された「幅」は「次の減量開始時までに増えたとしてもこの体重まで」という上限値を算出したに過ぎません。
ほとんどのボディ系アスリートがこの増量幅を「そこまで増やさないといけない体重」と誤認しています。
言い換えると、この上限値は減量期のデータをベースにしてるので、そこまで増えたとしても確実に減量し切れる体重ということ。
この上限値が決定できたら次が「減量期間」の設定ですが、それはchapter2で。
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